外国人が職場で使える敬語ガイド 尊敬語・謙譲語の違いと言いかえ一覧

Published: 2026年10月16日
外国人が職場で使える敬語ガイド 尊敬語・謙譲語の違いと言いかえ一覧
Japanese Language

日本の職場では、上司や取引先、お客さんと話すときに敬語(けいご)を使います。敬語は、相手や話題の人への敬意を言葉で表すための決まりです。覚えることは多いですが、仕組みがわかると、どの言葉をどこで使えばいいかが整理できます。

敬語の使い方は、日本人の間でも関心の高いテーマです。文化庁の令和7年度「国語に関する世論調査」では、国語に関心がある人に、どんな点に関心があるかを聞いたところ(三つまで回答)、「敬語の使い方」が48.6%で、「日常の言葉遣いや話し方」(77.0%)に次いで2番目に多くなっています。

(参照:文化庁「令和7年度『国語に関する世論調査』の結果の概要」(PDF))

この記事では、次の内容をまとめました。

  • 敬語の種類(3種類と5種類)
  • 尊敬語と謙譲語の作り方
  • よく使う言葉の言いかえ一覧
  • 「伺う」と「参る」の違い
  • 社外の人に、自分の会社の人のことを言うとき
  • 職場の場面別フレーズ
  • 間違えやすい敬語と、敬語が苦手なときの対処

メールや電話で使う決まった言い方は、日本語ビジネスメール・電話ガイド2026:外国人が職場で使えるテンプレート集にまとめています。この記事とあわせて読んでみてください。

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1. 敬語の種類

学校で習う3種類

学校教育などでは、敬語を次の3種類に分けて説明してきました。

種類 どんな言葉か 例
尊敬語(そんけいご) 相手や話題の人の行動を高めて言う いらっしゃる、おっしゃる
謙譲語(けんじょうご) 自分側の行動をへりくだって言う 伺う、申す(もうす)
丁寧語(ていねいご) 話している相手に丁寧に言う です、ます

「敬語の指針」の5種類

文化庁の文化審議会が2007年にまとめた答申「敬語の指針」では、敬語を5種類に分けて説明しています。3種類のうち、謙譲語を「謙譲語Ⅰ」と「謙譲語Ⅱ」に、丁寧語を「丁寧語」と「美化語」に分けたもので、3種類の考え方と対立するものではないとされています。

種類 説明 例
尊敬語 相手側や第三者の行為・ものごと・状態などについて、その人物を立てて述べる(相手の行動を高く言う) いらっしゃる、おっしゃる、召し上がる(めしあがる)
謙譲語Ⅰ 自分側から相手側や第三者に向かう行為などについて、その向かう先の人物を立てて述べる(自分の行動を低く言って、相手を高める) 伺う(うかがう)、申し上げる(もうしあげる)、お目にかかる
謙譲語Ⅱ(丁重語) 自分側の行為などを、話や文章の相手に対して丁重に述べる(話している相手に、自分のことを改まって言う) 参る(まいる)、申す、いたす、おる
丁寧語 話や文章の相手に対して丁寧に述べる です、ます
美化語(びかご) ものごとを美化して述べる お酒、お料理

(参照:文化審議会答申「敬語の指針」(PDF) / コトバンク「敬語」)

職場で特に大切なのは、尊敬語と謙譲語の使い分けです。ポイントは「だれの行動か」です。

  • 相手や第三者(上司、取引先、お客さん)の行動 → 尊敬語
  • 自分や自分の会社の人の行動 → 謙譲語

「部長が来る」なら「部長がいらっしゃる」、「私が行く」なら「私が参ります」「私が伺います」になります。

まずは「です・ます」から

最初から5種類を使い分けるのは大変です。まずは丁寧語の「です・ます」で話すことを意識しましょう。上司や取引先に友だちと同じ話し方をするより、ずっと丁寧な印象になります。そのうえで、職場でよく聞く尊敬語と謙譲語から、少しずつ覚えていけば大丈夫です。


2. 尊敬語と謙譲語の作り方

敬語には、「いらっしゃる」のように元の言葉と形がまったく違うもの(特定形)と、決まった形にあてはめて作るもの(一般形)があります。一般形を覚えておくと、いろいろな動詞を敬語にできます。

尊敬語の作り方

形 例
お(ご)〜になる 使う → お使いになる、利用する → ご利用になる
〜(ら)れる 読む → 読まれる、始める → 始められる
ご〜なさる(「〜する」の動詞) 説明する → ご説明なさる

謙譲語Ⅰの作り方

形 例
お(ご)〜する 届ける → お届けする、案内する → ご案内する
お(ご)〜申し上げる 案内する → ご案内申し上げる

謙譲語Ⅱの作り方

形 例
〜いたす(「〜する」の動詞だけ) 利用する → 利用いたします
お(ご)〜いたす(謙譲語Ⅰ兼Ⅱ) 待つ → お待ちいたします、説明する → ご説明いたします

「お(ご)〜いたす」は、「お待ちする」(謙譲語Ⅰ)の「する」を「いたす」(謙譲語Ⅱ)に変えた形です。待つ相手を立てると同時に、話している相手にも丁重に述べる、両方の働きを持っています。「駅でお待ちいたします」「資料をご説明いたします」のように、職場でよく使う形です。

「お」と「ご」の使い分け

「お」と「ご」は、元の言葉が和語(もともとの日本語)か漢語(漢字の音読みの言葉)かで使い分けるのが原則です。

原則 例
お+和語 お名前、お忙しい、お読みになる、お届けする
ご+漢語 ご住所、ご説明、ご利用になる、ご案内する

ただし、美化語では「お料理」「お化粧」のように漢語でも「お」がつき、「お元気」「お加減」のような変則的な例もあります。迷ったら、職場の人の言い方をまねしましょう。

(参照:文化審議会答申「敬語の指針」(PDF))

「お〜になる」は相手の行動に、「お〜する」は自分の行動に使います。形が似ているので、「だれの行動か」を考えてから選びましょう。

  • ○ 部長が資料をお使いになる(部長の行動 → 尊敬語)
  • ○ 私が資料をお届けする(自分の行動 → 謙譲語Ⅰ)
  • × 課長、そのファイルも会議室にお持ちしますか(課長の行動に謙譲語Ⅰを使っている)
  • ○ 課長、そのファイルも会議室にお持ちになりますか

3. よく使う言葉の言いかえ一覧

職場でよく使う動詞を、尊敬語と謙譲語に言いかえたビジネス敬語の一覧です。謙譲語の欄の(Ⅰ)(Ⅱ)は、「敬語の指針」の謙譲語Ⅰ・謙譲語Ⅱを表しています。

普通の言い方(英語) 尊敬語(相手・第三者の行動) 謙譲語(自分側の行動)
いる(be) いらっしゃる、おいでになる おる(Ⅱ)
行く(go) いらっしゃる、おいでになる 伺う(Ⅰ)、参る(Ⅱ)
来る(come) いらっしゃる、お見えになる、おいでになる 参る(Ⅱ)
言う(say) おっしゃる 申し上げる(Ⅰ)、申す(Ⅱ)
する(do) なさる いたす(Ⅱ)
知っている(know) ご存じだ 存じている(Ⅱ)
思う(think) お思いになる 存じる(ぞんじる)(Ⅱ)
食べる・飲む(eat, drink) 召し上がる いただく
見る(see) ご覧になる 拝見する(はいけんする)(Ⅰ)
見せる(show) お見せになる お目にかける(Ⅰ)、ご覧に入れる(Ⅰ)
会う(meet) お会いになる お目にかかる(Ⅰ)
聞く・たずねる(ask) お聞きになる 伺う(Ⅰ)
もらう(receive) お受け取りになる いただく(Ⅰ)
あげる(give) ― 差し上げる(Ⅰ)

(参照:文化審議会答申「敬語の指針」(PDF) / コトバンク「戴く」)

「―」の欄は、この表では取り上げていません。「お思いになる」「お受け取りになる」は、2章の「お〜になる」の形で作った尊敬語です。「食べる・飲む」の「いただく」は、「敬語の指針」の謙譲語Ⅰ・Ⅱの例には入っていないため、(Ⅰ)(Ⅱ)をつけていません。

一覧を全部覚える必要はありません。まずは、職場で毎日のように使う「いらっしゃる」「おっしゃる」「参る」「申す」「いたす」「おる」から覚えましょう。


4. 「伺う」と「参る」の違い

「伺う」も「参る」も、自分が「行く」ときに使う謙譲語です。ただし、高める相手が違います。

  • 伺う(謙譲語Ⅰ):行く先の人を高める。「先生のところに伺います」のように、行く先が目上の人のときに使う
  • 参る(謙譲語Ⅱ):話している相手に対して丁重に言う。行く先の人を高めるわけではない

そのため、「弟のところに伺います」は誤りですが、「弟のところに参ります」は問題のない使い方です。弟を高める必要はなく、話している相手に丁重に伝えているだけだからです。

(参照:文化審議会答申「敬語の指針」(PDF))

職場では、次のように使い分けます。

場面 言い方
取引先の会社に行く 明日、御社(おんしゃ)に伺います
上司に、自分が会議室に行くと伝える すぐに会議室へ参ります
取引先に、自分の上司が行くと伝える 部長の山田が伺います

5. 社外の人に、自分の会社の人のことを言うとき

日本語の敬語には、「ウチ」と「ソト」の考え方があります。社外の人(ソト)と話すときは、自分の会社の人(ウチ)を高めず、自分と同じ側の人として扱います。上司のことでも、社外の人には「山田」「部長の山田」のように言い、尊敬語を使いません。

場面 社内の人に言うとき 社外の人に言うとき
上司がいない 山田部長はいらっしゃいません 山田はおりません/部長の山田はただいま席を外しております
上司が言った 山田部長がおっしゃいました 山田が申しておりました

取引先に対して上司を「山田」と言うのは、ウチとソトの関係でとらえた言い方で、呼び捨てとはまったく違うと説明されています。

(参照:文化審議会答申「敬語の指針」(PDF))

文化庁の令和7年度「国語に関する世論調査」では、会社の受付の人が外部の人に自分の会社の鈴木課長のことを話す場面について、どの言い方が一番良いかを聞いています。「鈴木は…」「課長の鈴木は…」「鈴木課長は…」「鈴木さんは…」の4つのうち、「鈴木は…」が37.4%ともっとも多く、「課長の鈴木は…」が35.8%で続きました。

(参照:文化庁「令和7年度『国語に関する世論調査』の結果の概要」(PDF))

また、取引先など別の組織の相手には、年齢に関係なく敬語が使われているとされています。相手が自分より年下でも、社外の人には敬語で話しましょう。

(参照:文化審議会答申「敬語の指針」(PDF))

社外の人への呼び方(「御社」「弊社(へいしゃ)」など)の早見表は、日本語ビジネスメール・電話ガイド2026:外国人が職場で使えるテンプレート集で紹介しています。


6. 職場の場面別フレーズ

上司への報告・相談

場面 言い方
話しかける 今、少しお時間よろしいでしょうか
報告する 〇〇の件で、ご報告があります
相談する 〇〇の件で、ご相談したいことがあるのですが
指示を受けた 承知しました(しょうちしました)
確認する 念のため確認させてください

会議

場面 言い方
意見を言う 私は〇〇と考えております
質問する 一点、伺ってもよろしいでしょうか
聞き取れなかった 恐れ入りますが、もう一度おっしゃっていただけますか
資料を見てもらう こちらの資料をご覧ください

休み・遅刻の連絡

場面 言い方
休みたい 〇日にお休みをいただきたいのですが、よろしいでしょうか
体調が悪い 申し訳ありません。体調が悪いため、本日はお休みをいただけないでしょうか
遅れる 電車が遅れているため、10分ほど遅れます。申し訳ありません

お客さんへの対応

場面 言い方
迎える いらっしゃいませ
待ってもらう 少々お待ちください
注文や依頼を受けた かしこまりました
確認する 〇〇でよろしいでしょうか
おわびする 大変申し訳ございません

お礼を言うとき・断るとき

場面 言い方
手伝ってもらった ありがとうございます。助かりました
時間を取ってもらった お忙しいところ、ありがとうございました
誘いを断る ありがとうございます。あいにく、その日は都合がつきません
頼まれた仕事を今は受けられない 申し訳ありません。今日中には難しいので、明日の午前でもよろしいでしょうか

断るときは、理由と、代わりにできることを一緒に伝えると、相手も次の手を考えやすくなります。

お願いや断りの前にそえる言葉

お願いや断りの前に一言そえると、やわらかい印象になります。

  • 恐れ入りますが:もう一度お名前を伺ってもよろしいでしょうか
  • お手数ですが:ご確認をお願いできますか
  • 申し訳ありませんが:その日は都合がつきません
  • 差し支えなければ:ご連絡先を教えていただけますか

職場で使うあいさつや、報告・連絡・相談の進め方は、外国人が知っておきたい日本のビジネスマナー 名刺交換・報連相・職場のルールで紹介しています。

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7. 間違えやすい敬語

自分の行動に尊敬語を使う

  • × 明日、私がいらっしゃいます
  • ○ 明日、私が参ります

「いらっしゃる」は相手や第三者の行動に使う尊敬語です。自分の行動には、謙譲語の「参る」「伺う」を使います。

相手の行動に謙譲語を使う

  • × 部長が参られます
  • ○ 部長がいらっしゃいます

「参る」は自分側の行為を丁重に述べる謙譲語Ⅱなので、上司など立てたい人の行動には使いません。令和元年度の世論調査では、「お客様が参られています」という言い方を「気になる」と答えた人が77.4%でした。

(参照:文化庁「令和元年度『国語に関する世論調査』の結果の概要」(PDF))

「ご持参ください」は間違い?

「ご持参ください」「お申し出ください」には、自分側に使う謙譲語Ⅱの「参る」「申す」が入っています。ただし「敬語の指針」では、この中の「参る」「申す」は謙譲語Ⅱとしての働きを持っていないとされ、相手の行動に使っても問題ないとされています。気になると感じる人もいるので、その場合は次のように言いかえることもできます。

気になる言い方 言いかえ
ご持参ください お持ちください
お申し出ください おっしゃってください

(参照:文化審議会答申「敬語の指針」(PDF))

二重敬語

一つの語に、同じ種類の敬語を二重に使ったものを「二重敬語」といいます。たとえば「お読みになられる」は、「お読みになる」に尊敬語の「〜れる」を重ねた二重敬語です。二重敬語は、一般に適切ではないとされています。

ただし、習慣として定着している二重敬語もあります。

種類 習慣として定着している例
尊敬語 お召し上がりになる、お見えになる
謙譲語Ⅰ お伺いする、お伺いいたす、お伺い申し上げる

(参照:文化審議会答申「敬語の指針」(PDF))

「お伺いいたします」は、職場で使っても問題ありません。避けたいのは、「お読みになられる」のように、尊敬語にさらに「〜れる」を重ねる形です。「お読みになる」だけで十分です。

「させていただく」を使いすぎる

「させていただく」は、自分がすることについて、相手の許可を受けて行い、そのことで恩恵を受ける、という場合に使う形とされています。この条件に合わない場面で使うと、不自然に聞こえることがあります。

  • 「コピーを取らせていただけますか」「確認させていただけますか」のように、相手の許可が必要な場面 → 自然
  • 「私は〇〇高校を卒業させていただきました」のように、相手の許可と関係がない場面 → ふつうは「〇〇高校を卒業しました」で十分です(先生方への感謝を伝える文脈なら、不自然とは言えないとされています)

(参照:文化審議会答申「敬語の指針」(PDF))

友だち言葉が混ざる

「〜だよね」「〜じゃん」のような友だち言葉が混ざらないよう、職場では「です・ます」で話すことを意識しましょう。


8. 電話とメールの敬語

電話とメールは、決まった言い方が多い場面です。よく使う言い方を覚えておけば、落ち着いて対応できます。

場面 言い方
電話を受ける お電話ありがとうございます。〇〇株式会社の△△でございます
担当者がいない 申し訳ございません。ただいま席を外しております
自分が折り返す 確認して、折り返しご連絡いたします
担当者から折り返す 担当の者から、折り返しご連絡いたします
社外へのメールの書き出し いつもお世話になっております
メールの結び よろしくお願いいたします

テンプレートや電話の取り次ぎ方は、日本語ビジネスメール・電話ガイド2026:外国人が職場で使えるテンプレート集でくわしく紹介しています。


9. 敬語が苦手なときの対処と練習のしかた

わからないときは、正直に伝える

敬語に自信がないときは、無理に難しい言葉を使うより、丁寧語で正直に伝えるほうが安心です。

  • 「まだ敬語が完璧ではありませんが、勉強しています」
  • 「確認してから、改めてご連絡いたします」
  • 「今の言い方で失礼がなかったか、教えていただけますか」

練習のしかた

  1. 毎日使う言い方から覚える:「承知しました」「お疲れさまです」「申し訳ありません」など
  2. 3章の一覧をスマートフォンに保存する:使う前に確認できるようにしておく
  3. 職場の人の言い方をまねする:上司や先輩が、社内と社外でどう言いかえているかを聞いてみる
  4. メールで練習する:書き言葉は見直しができるので、敬語の形を確かめながら使える
  5. わからない言い方はメモして聞く:信頼できる先輩に、まとめて聞いてみる

日本語能力試験(JLPT)の勉強とあわせて進めたい人は、JLPT(日本語能力試験)完全ガイド2026:合格率・N5〜N1の対策・教材・登録方法を徹底解説も参考にしてください。JLPTの公式な認定の目安には、敬語についての記述はありません。試験のレベルと職場の敬語は、分けて考えるとよいでしょう。

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(参照:日本語能力試験 公式サイト「N1〜N5:認定の目安」)


FAQ(よくある質問)

Q: 外国人でも、職場で敬語を使わないといけませんか?

A: 上司や取引先、お客さんと話すときは、敬語を使うのが基本です。最初から全部を使い分ける必要はありません。まずは「です・ます」で話すことから始め、よく使う尊敬語と謙譲語を少しずつ増やしていきましょう。

Q: 尊敬語と謙譲語は、どうやって使い分ければいいですか?

A: 「だれの行動か」で決めます。相手や第三者の行動には尊敬語(いらっしゃる、おっしゃる)、自分や自分の会社の人の行動には謙譲語(参る、申す)を使います。

Q: 「お伺いいたします」は二重敬語なので、使ってはいけませんか?

A: 使っても問題ありません。文化審議会答申「敬語の指針」では、「お伺いする」「お伺いいたす」は、習慣として定着している二重敬語の例として挙げられています。

Q: 社外の人に、自分の上司のことを「山田部長」と言ってはいけないのはなぜですか?

A: 社外の人と話すときは、自分の会社の人を「ウチ」の人として扱い、高めないからです。「山田は〜」「部長の山田は〜」のように言います。呼び捨てとは違う、敬語の使い方です。

Q: 年下の取引先の人にも、敬語を使いますか?

A: 使います。取引先など別の組織の相手には、年齢に関係なく敬語が使われているとされています。

Q: 敬語を間違えてしまったら、どうすればいいですか?

A: 気づいたときに、「失礼しました。〇〇と申し上げるべきでした」と言い直せば大丈夫です。わからなかった言い方は、あとで先輩や上司に聞いておくと、次から使えるようになります。


Key Takeaways(まとめ)

  • ✅ まずは「です・ます」。そのうえで、よく使う尊敬語と謙譲語を少しずつ覚える
  • ✅ 使い分けは「だれの行動か」。相手や第三者には尊敬語、自分側には謙譲語
  • ✅ 社外の人には、自分の会社の人を高めない。上司でも「山田は〜」と言う
  • ✅ 二重敬語に気をつける。ただし「お伺いいたします」は定着した言い方
  • ✅ わからないときは丁寧語で正直に伝える。完璧でなくても、確認しながら覚えれば大丈夫

敬語は、一度に覚えるものではありません。毎日の会話やメールで使いながら、少しずつ増やしていきましょう。