2026年5月、円安159円台で政府が為替介入。母国への送金、今がベストなタイミング?

Published: 2026年5月20日
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Updated: 2026年5月21日
2026年5月、円安159円台で政府が為替介入。母国への送金、今がベストなタイミング?
Money & Finance

はじめに

「給料を母国に送ったら、前より受取額が減った」「為替介入って聞いたけど、円高になるの?」「今送金すべき?もう少し待つべき?」

2026年4月末から5月にかけて、日本政府・日銀が大規模な為替介入を実施しました。1ドル160円を超えた円安が一時155円台まで戻りましたが、5月20日現在は再び159円台に。

この記事では、為替介入で何が起きたのか、今後の見通し、そして母国への送金タイミングについて整理します。

この記事でわかること

  • 2026年4〜5月に推定10兆円規模の為替介入が行われた
  • 160円台→155円台に急落したが、5月中旬には159円台に戻っている
  • 専門家の見方は分かれるが、年内に大幅な円高は見込みにくい
  • 送金は「円高の瞬間」を待つより、定期的に分けて送るほうがリスクが低い

免責事項: 本記事は報道機関・金融機関の公開情報をもとに整理しています。投資・送金の判断はご自身の責任で行ってください。情報は2026年5月20日時点のものです。

何が起きた?2026年4〜5月の為替介入

2026年4月30日、ドル円相場が1ドル=160.72円をつけた直後、急激に円高方向へ動き155円台まで下落しました。市場では政府・日銀による為替介入が行われたとみられています。

その後も5月4日、5月6日に追加の介入とみられる動きがあり、一連の介入規模は合計で推定10兆円に達したとされています。

(参照:日本経済新聞 — 為替介入観測

💡 Key Point

2022年には約9.2兆円、2024年には15兆円以上の為替介入が行われている。2026年の介入規模もこれに匹敵する。

(参照:財務省 — 外国為替平衡操作の実施状況

なぜ円安が続いている?

円安の主な要因は、日本とアメリカの金利差です。

アメリカの政策金利は4.75〜5.00%と高い水準を維持しています。一方、日本銀行は2025年に利上げを行いましたが、政策金利は0.50%にとどまっています。この金利差があるかぎり、投資マネーは金利の高いドルに流れやすく、円は売られやすい構造が続きます。

為替介入は一時的に円高方向に動かす効果がありますが、金利差という根本的な要因を変えるものではありません。そのため、介入後も円安に戻る傾向があります。

(参照:日本銀行 — 金融政策の決定内容

📝 Note

為替介入とは、政府(財務省)が日銀を通じてドルを売って円を買う操作のこと。円の価値を一時的に押し上げる効果がある。

今後の見通し:専門家の予測

機関 予測
野村證券 2026年末に1ドル=152〜153円程度への円高を予想
NRI(野村総合研究所) 介入は「時間稼ぎ」であり、構造的な円安トレンドは変わらないとの見方
三菱UFJリサーチ&コンサルティング 年内は155〜165円のレンジで推移する可能性が高いと分析

(参照:野村證券:為替見通しNRI:経済レビュー

共通しているのは「大幅な円高への反転は見込みにくい」という点です。日米の金利差が縮小しないかぎり、150円台後半〜160円台での推移が続く可能性があります。

送金のタイミング:「待つ」より「分ける」

「もっと円高になったら送ろう」と考える気持ちはわかりますが、為替は専門家でも正確に予測できません。大切なのは、為替の動きに振り回されない送金の考え方を持つことです。

実践的なアドバイス:

  • 分割送金: 毎月決まった金額を送る方法は、為替の上下を平均化できる。1回の判断ミスで大きく損をするリスクが減る
  • レートアラートを活用: Wise・Revolutなどのアプリには、「1ドル=155円になったら通知」といったアラート機能がある。急な円高のタイミングを逃さずに済む
  • まとまった金額を送る場合: 直近で155〜156円台に戻る局面があれば、159円台の今より有利。ただし「もっと下がるかも」と待ちすぎると戻ってしまうことも多い
✅ Tip

送金手数料も重要。銀行の海外送金は1回4,000〜7,000円かかることがあるが、Wiseなら10万円の送金で手数料600〜800円程度。手数料の差が為替差より大きいこともある。

送金サービスの詳しい比較は海外送金ガイドで解説しています。仕事の在留資格に関する最新ニュースは特定技能+育成就労の受入上限が2026年に123万人へもあわせてご覧ください。

FAQ

Q. 為替介入はまた行われる?

A. 円安が急速に進む場面では追加介入の可能性があります。ただし、介入は一時的な効果にとどまることが多く、根本的な円安トレンドを変えるものではありません。

Q. 今すぐ送金すべき?

A. まとまった金額を送る予定があるなら、159円台の今よりも円高になるタイミング(155〜156円台など)を狙うのも一つの方法です。ただし確実に円高になる保証はないため、急ぎの送金なら待たずに送るほうが安全です。

Q. 送金手数料を安くする方法は?

A. 銀行の窓口送金は手数料が高い傾向があります。Wise、Revolut、PayPayなどのオンラインサービスを比較して、自分の送金先の国・通貨に合ったサービスを選ぶと節約できます。

Q. 円安は外国人にとってマイナスだけ?

A. 母国への送金では不利ですが、日本国内で使う分には影響ありません。また、母国から日本に送金してもらう場合は、円安のほうが有利(少ない外貨で多くの円に換えられる)になります。

まとめ

  • ✅ 2026年4〜5月に推定10兆円規模の為替介入。160円台→155円台に急落後、159円台に戻りつつある
  • ✅ 円安の根本原因は日米金利差。介入だけでは円安トレンドを変えにくい
  • ✅ 年内は155〜165円のレンジが続く可能性が高い
  • ✅ 送金は「ベストレートを待つ」より「分割で定期的に送る」ほうがリスクが低い
  • ✅ 送金サービスの手数料比較も忘れずに。銀行とオンラインサービスで数千円の差が出る