病院の予約キャンセル料が2026年6月から請求可能に。ただし対象はごく一部の医療機関のみ

Published: 2026年6月1日
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Updated: 2026年6月12日
病院の予約キャンセル料が2026年6月から請求可能に。ただし対象はごく一部の医療機関のみ
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はじめに

「病院の予約をキャンセルしたらお金を取られるの?」と不安に思った人もいるかもしれません。2026年6月1日から、医療機関が予約のキャンセル料を患者に請求できるようになりました。

ただし、対象は「予約料」を設定している全国約928施設だけです。普通の病院やクリニックで無料で予約を取っている場合は関係ありません。この記事で制度の中身を整理します。

この記事でわかること

  • 2026年6月1日から、一部の医療機関で予約キャンセル料の請求が可能に
  • 対象は「予約料」を設定している約928施設のみ。普通の無料予約は対象外
  • 金額・発生タイミングは各医療機関が設定。患者の事前同意が必須
  • 厚労省が当初の通知を訂正・謝罪した経緯あり

免責事項: 本記事は山陽新聞(2026年5月29日)および読売新聞(2026年5月31日)の報道をもとに整理しています。情報は2026年6月1日時点のものです。

ほとんどの人には影響なし

キャンセル料を請求できるのは、国に届け出を行い「予約診察」を実施している医療機関だけです。全国で約928施設(2024年8月時点)しかなく、日本の医療機関全体のごく一部です。

(参照:山陽新聞

💡 Key Point

普通の病院やクリニックで、無料で予約を取っている場合はキャンセル料の対象外です。

「予約診察」とは、患者が「予約料」という追加料金を払い、予約した時間から原則30分以内に診察を受けられる仕組みです。無料で時間枠を押さえるだけの一般的な予約とは別のものです。

(参照:読売新聞

キャンセル料の仕組み

キャンセル料の金額は各医療機関が個別に決めます。国の統一料金はなく、「社会的に妥当な金額」であることが条件です。発生タイミングも医療機関ごとに異なり、「1日前から」「2日前から段階的に」といった設定が可能です。

大事なのは、患者が予約時にキャンセル料の支払いに同意していることが請求の条件だという点です。知らないうちに請求される、ということにはなりません。

📝 Note

予約診察を利用する際は、予約時にキャンセル料の有無・金額・発生タイミングを確認しましょう。

なぜキャンセル料を取れるようにしたのか

直前のキャンセルや無断キャンセルが起きると、その時間に診察を受けられたはずの他の患者が受診できなくなります。また、予約のために確保していた診察の枠や準備が無駄になってしまいます。こうした影響を減らすことが、今回の見直しの目的です。

そのため、追加料金(予約料)を払って時間を確保する「予約診察」に限って、キャンセル料を請求できるようにしました。無料の一般的な予約が対象外なのは、予約料という形で枠を確保する仕組みになっていないためです。

(参照:ダイヤモンド・ビジョナリー

なぜ混乱が起きた?厚労省の訂正と謝罪

当初の厚生労働省(国の健康・医療を担当する省庁)の通知が「すべての病院でキャンセル料が取れる」と受け取れる内容だったため、混乱が起きました。厚労省は通知を訂正して対象を明確化し、上野厚労大臣が「現場に混乱を生じさせた」と謝罪しています。

日本で暮らす人が知っておきたいこと

普通の病院やクリニックであれば、まず対象外です。もし通っている病院が予約料を設定しているかわからない場合は、受付で「キャンセル料はかかりますか?」と聞いてみてください。

キャンセル料の対象かどうかに関わらず、予約のキャンセルは早めに連絡するのがマナーです。直前キャンセルが多いと、他の患者が診察を受けるチャンスが減ってしまいます。

日本の医療制度や生活費について詳しく知りたい人は、こちらも参考にしてみてください。

FAQ(よくある質問)

Q. 普通の病院で予約をキャンセルしたらお金を取られる?

A. いいえ。対象は「予約料」を設定している約928施設のみです。一般的な無料の予約は対象外です。

Q. キャンセル料はいくら?

A. 金額は各医療機関が個別に設定します。国の統一料金はありません。予約時に説明があるので確認してください。

Q. 同意なしにキャンセル料を請求されることはある?

A. ありません。予約時に患者が同意していることが請求の条件です。

Key Takeaways(まとめ)

  • ✅ 2026年6月1日からキャンセル料の請求が可能になったのは、予約料を設定している約928施設のみ
  • ✅ 普通の病院やクリニックの無料予約は対象外。ほとんどの人には影響なし
  • ✅ キャンセル料の金額・タイミングは各医療機関が設定。予約時の説明と同意が必須
  • ✅ 不安な場合は受付で「予約診察ですか?キャンセル料はかかりますか?」と確認すればOK

ニュースの見出しだけを見ると「病院でキャンセル料を取られる」と不安になりますが、実際に対象となるのはごく一部の医療機関だけです。普段通っている病院が予約料を取っていなければ、これまでと変わりません。予約料がかかる病院を利用するときだけ、予約の段階でキャンセル料の有無と金額を確認しておけば安心です。